今回は、少し前10月に新規OPENした
ドン・キホーテ八丁堀西店に行ってみました。
最近広島でも出店が相次ぐドン・キホーテ。
「なんでそんなにドンキが次々できるの?」
そう疑問に思った人も少なくないはず。
その秘密が「進撃のドンキ」という本で紹介されていて、
非常に面白かったので、今回はその本の紹介をさせてください。
広島中区八丁堀にある2つのドン・キホーテ
ドン・キホーテといえば、みなさんも一度は聞いたことがあるはず
「ドン・ドン・ドン・ドンキ〜ドンキ〜ホ〜テ🎵」
店内ソングでお馴染みのあのドン・キホーテです。
かつてはヤンキーの溜まり場として治安の悪化などとして、
かつては各地で出店への反対運動が行われたりしたこともありましたが、
今では、老若男女が足を運び、外国人観光客にも大人気、
日本国内からも国外からも絶大な人気を得ている、そんなお店です。
現に私も2週間に1回はドンキのパトロールを定期的に行い、
うちにドンキで買った商品が絶えることのなく、大変お世話になってます。

みなさんご存知かもしれませんが、この八丁堀西店の500m南側には
既存の「ドン・キホーテ広島八丁堀店」があります。
「こんな近くに2店舗も?!」と思う方もいるかもしれませんが、
棲み分けと差別化を図って、相乗効果を見込んでいるみたいです!
引用:https://ppih.co.jp/news/pdf/nl_0916_dqnishi.pdf
【既存】広島八丁堀店
・繁華街により近く、深夜まで営業しているので夜需要
・若年層向けの県内最大級カラコンコーナーやハイブラ商品・香水など
【新店】八丁堀西店
・周辺オフィスワーカーに向けた惣菜などのお昼需要
・インバウンド向けの菓子や医療品、スキンケア、キャリーケースなど
(免税カウンター、外国語表記、外国語対応スタッフの配置など対応)

ちなみに、大阪道頓堀周辺だと500m範囲に3店舗もあるみたいですね。
ほんとドンキ人気は底知れず、、、という感じですね。
ドン・キホーテ八丁堀西店に行ってきました!
早速中に入ってみます!
ドンキさんのリリースにもあったように、5階にしっかり免税カウンターがありますね。



全フロア回ってみましたが、そこまで広島八丁堀店としっかりと差別化がなされている感じ
ではなかったのですが、これからこのお店ならではの特長がどんどん出てくるのではと思います!
引き続き要チェックですね。
進撃のドンキ その驚きの訳は?
今回、読ませていただいたのは日経BPさん出版の
「進撃のドンキ〜知られざる巨大企業の深淵なる経営〜」という本です。
ドンキをイメージした黒と黄色の表紙がやけに目を引きますね。
題名と相まって正直若干いかついです笑
内容も387ページとしっかりしていて若干いかついですが、
文章がとても読みやすく、それぞれ短編で構成されているので、
通勤や家事の合間など、ちょっとした隙間時間に読み進めるのにぴったりかも知れません。
全部紹介してしまうと皆さんの楽しみがなくなってしまったので、
私の方でこの本を読んでいて特に驚いた部分を3つだけご紹介させてください。
ちなみに、私自身定期的にパトロールするほど行っていますし、
身近に感じていたドンキでしたが、この本を読んで
「え、、、!?」「、、、、そうなんだ!!」
と驚きが絶えませんでした。

ドンキ好きな方こそ、ぜひ読んでいただけると
とても楽しんでいただけると思います。
みんな大好き「ドンペン」の秘話もあります🐧
驚き!時価総額で小売業日本4位!
知ってましたか?
ドンキの運営を行うパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、
表紙の帯下にも書かれてましたが、日本の小売企業では、
あのファーストリテイリング、イオン、セブン&アイホールディングスに次ぐ、
時価総額が第4位で、その金額は3兆円に上るとのこと!

(引用:https://finboard.jp/rankings/japan/market-cap/小売業)
3兆円って全く想像がつかないですよね。。。
Google先生に聞いてみたら
「毎日1億円ずつ使っても28年間かかる」らしいです笑
すごい例えですが、とにかくものすごいということは伝わりますね笑(?)
加えて、創業者の安田氏が1989年に東京都府中市で1号店をOPENして以来、
35期連続の増収増益とのこと。
その中にはバブル崩壊(1991年)、リーマンショック(2009年)、
コロナパンデミック(2020年)など幾つもの困難を乗り越えて
やっとのことで達成できるとてつもない記録です。
こういう話を聞いてみて、なんでもある激安ショップのイメージから一転、
日本を代表する一大企業として捉え直した人も多いのではないでしょうか?
お恥ずかしながら、私もその一人です💦
驚き!徹底的な権限委譲(仕入れから販売までパートに丸投げ)
これが私が一番驚いた部分なのですが、
ドンキに並ぶ棚の上の方までみっちりつまれた大量の商品たち、
あれらを誰が仕入れをしているか知っていますか?

実はパートさん(本では「メイトさん」として紹介)なんです!
本によると、新入社員の実に3割がメイト経験者とのことです。
皆メイトでドンキの仕事の楽しさに目覚め、
ドンキで働きたいと社員として入社してくるみたいなのです。
その面白さの秘密ってなんでしょう。。。?
本ではそれは「権限委譲」にポイントがあるのではとしています。
ドンキは仕入れをメイトさんが行い、その販売責任までメイトさんが負うとのこと
なので、メイトさんは自分が売れると思った商品を仕入れ、
値付けを行い、それをお客さんが実際に購入するまで見届ける
そこまで丸ごと責任を任せちゃっているみたいなのです。
そこまで丸投げされると不安な部分も多そうですが、
自分が売れると思った商品を仕入れて、それが想像通りに売れた時
ものすごい嬉しいんだろうな〜と経験したことないですがわかる気がします笑
そういう任せてもらえる環境というのが
メイトさんたちをやる気にさせ、仕事が楽しくなる
そんないいサイクルができるのかな、と思いました。
私の職場はどうかな?笑

驚き!そこまで考えているPB(ド情熱価格)
皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?
パッケージにびっしりと書かれた説明文
「ド」のロゴが主張強めのドンキのプライベートブランド
「情熱価格」です。
「そうなの?!」「へぇー!」「まじ?!」
そんな驚きのニュースがある商品が並びます。
かつては、安さを追い求めるあまり平凡な商品で溢れてしまっていたようですが、
社長自ら異例の謝罪「情熱価格に関するお詫び」を21年2月に発表。
顧客主義を最優先し、お客様に喜ばれる商品開発に真剣に取り組み始めたようです。

こんな「あれ?ふざけてるのかな??笑」
というようなことを真剣に一生懸命取り組むそれがドンキなんだと
この本を読んでしみじみと感じることができました。
全く関係のない人からすると
「宗教じみてない?」
みたいな反応もあるかも知れないのですが、
ここまで一生懸命だからこそ生まれる一体感もあるのではと思うのです。
商品企画会議の様子も一部描かれていたりするので、
自分たちの好きな商品がどのように生み出されているか
そんな視点で本を読んでみるのも面白いかも知れません。
ちなみに最近買った中でいうと私のおすすめ商品はこちらです。
他と比べると圧倒的に安いですし、とても嬉しい大容量!
蜂の巣は私自身初めて食べましたが、
「こんな食べ物あったんだ〜!」
と非常に驚くとともに大満足でした。リピート確定です!
最後に
「進撃のドンキ」を読んでみて
今回は、広島で新規OPENしたドン・キホーテ八丁堀西店のご紹介と
ドンキがここまで躍進したのはなぜか、それについて書かれている本を紹介しました。
皆さんいかがだったでしょうか?
私は元々ドンキ大好きな人間でしたが、
「こういうところにこだわってお店づくりしてるんだ〜」
「ドンキのこういう取り組みはこういう経緯で出来上がったんだ〜」
みたいな、さらにドンキを知れる、さらに好きになる、
そんなきっかけづくりになったように感じます。
このレビューをみて、少しでも読んでみたいなと思われた方は
ぜひ下記のリンクより、本をご購入いただければと思います。
非常に読みやすいですし、読んだあときっと誰しも何かしらの学びがある
そんな内容としては充実した、凝縮されたそんな本かな、と個人的には思いました。
【追伸】続々出店のドンキ その前はなんだったけ?
実は、広島中区八丁堀にある2つのドンキは、
ドンキができる前はどちらも商業施設だったようです。
広島八丁堀店は、その昔「ウィズ・ワンダーランド」と呼ばれる
若者向けのショッピングモールでした。1985年〜2004年まで続いたようです。
当時はサンモールと並ぶ人気施設でしたが、パルコ新館ができて徐々に衰退。
ヤマダ電機が一定期間入居したのちに、2012年よりドンキがOPENしました。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィズワンダーランド)

一方、八丁堀西店は?と言いますと、
皆さんも記憶に新しいかも知れませんが、
東急ハンズさんが1995年〜2025年まで入居していました。
今は駅ビル「Minamoa」とイオンモール府中に移転されていますね。
その他でいうと、観音エリアのホテル跡地にも
ドンキができる計画があるようです!
またできたらぜひ行ってみたいですね。
ではまた。
2025.12.23
<移動中は読書や動画、音楽を楽しもう>





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