【広島南区】住みよい皆実町で絶品ランチ〜地元民に愛されるうどん屋「幅屋」〜

広島のまちみせ



今回は、広島市南区の皆実町というエリアに行ってきました。

地元にも愛される行列の絶えないとても美味しいうどん屋さん「幅屋」を見つけたので、紹介します!

加えて、皆実町というエリアについても少しご紹介できればと思います。




ゆめタウン広島も近いので、

「ゆめタウン広島に来たんだけど、ちょっと他で美味しいランチ食べたいな〜」

という方にもぜひおすすめなので、ぜひ!


昔ながらと住みやすさが共存する街「皆実町」

みなさん皆実町ってご存知でしょうか?

広島市中心部からも程近く、路面電車が走る街並みには、

少し路地に入ると昔ながらの商店があったりして昔懐かしさを感じる一方、

近くには大型商業施設「ゆめタウン広島」や「ホームセンターコーナン」があり、

日常生活に必要なお店は全部揃っている、そんなエリアです。





そんな皆実町の電停「皆実町六丁目」のある交差点を

少し南側に向かったところにうどん屋「幅屋」さんがあります。

お店の側を通った際に、偶然にもお店に並ぶ行列を見つけ、

「なんだろう?あのお店は??」

とふと疑問に思って、調べて知ったのがきっかけです。




その時は、土日のお昼すぎでしたが、お店の前に10~15人くらいの人が並んでいて、

あれだけの人が並んでいるとなると、地元に愛されているお店なんだな〜と思います。





地元民に愛されるうどん屋「幅屋」

私たちがお店に着いたのは土日のランチタイム終わり際の14時前

さすがに、この時間ということもあって並ばずに入店することができました。

ちなみに駐車場はないので、近くのコインパーキングの利用をおすすめします。

(お店側のお願いで、未就学児を連れてのご入店はNGのようなのでご注意ください⚠️)






お店は風情ある木造平屋で、看板も味がありますね。

一体何年前からここにある建物なのでしょう??

そう思わせるようなこの外観は、見る人に「あっ」と思わせてついついお店に立ち寄らせてしまうのかもしれません。

現在の幅屋さんの外観です。かなり年季の入った風情ある外観ですね。




いざ入店です。

「かなり風情のある外観だったし、古き良きうどん屋(?)みたいな店内の雰囲気なのかな〜?」

と個人的に想像していたのですが、中に入ってみると、

かなり風情のあるお店の外観とは打って変わって、風情ある様子は残しつつ、とてもおしゃれな雰囲気です。

お店のそこかしこに置かれている置物や装飾品も一つ一つ見てみると全部かわいいです。

特に私のお気に入りは、写真中央にいる「うどんを食べてるうちわ」で、

奥にサングラスをかけた子もいますが、それぞれ顔が違うのもまたお気に入りポイントです笑

うちわも置いてあり、うどんを食べている絵が描かれていてかわいいです笑。装飾もお店に雰囲気にマッチしていてとてもこだわりを感じました。





「こちらへどうぞ〜」と店員さん、気さくな感じの女性が対応してくれました。とても話やすそうです。




店内は、カウンターのお席が全部で9席程度あり、私たちが行った時には、

店内には他4名のお客さんがいて、年齢層は30代〜50代まで幅広い感じで、

うどんを食べながら話をする2人や、他2人はお一人様のようで、

1人は携帯を触ったり、1人は読書をしながら、各々思い思いにうどんを待っている様子でした。

店内の照明を暖かい感じで、様々店内の装飾などもしてあってか、

一人でも全然入りやすく、また初めてでも全然入りやすそうなそんな雰囲気のお店でした。

私たち含め、店内は6人のお客さんがいましたが、お窮屈な感じもなく非常に快適です。




この右側に厨房があり、奥で大将らしき人物がうどんや揚げ物の調理をやられているようです。

店内も落ち着けるいい雰囲気です。一人でも、複数人でも入りやすいと思います。大人数でのご来店はおすすめできないかな、という感じです。




メニューは、温かいうどんと冷たいうどん、天ぷらがメインでした。

天ぷら丼とうどんのセットにもできますので、たくさん食べたい方はそちらもチェックしてみてください。

また、期間限定の天ぷらもあるみたいで、今回は残念ながら食べられなかったのですが、

「いちじくの天ぷら」はとても気になりました。。。。今度機会があればぜひ食べてみたいですね。






私は、温かいうどんの「ひやあつ」のかしわ丼セットを、奥さんはつけ肉うどんを注文しました。

メニュー表にも書いてありますが、天ぷらを熱々で出したいというお店の心意気から

うどんと天ぷらは一人分ずつの注文する方式ですので、ご注意ください⚠️

出典:Google Map掲載写真より 


また、各席には、うどん注文時の注意事項が描かれている紙が貼ってあります。

天ぷらは注文を受けてからあげるので、あつあつサクサクみたいですね!非常に楽しみです!

また、天ぷらの美味しい食べ方もしっかりと教えてくれています。

「えー結構うどんのつゆに天ぷらつけるの好きだけどな、、、」

とは内心思いましたが、

「ここまでこだわりを持ってうどんを作ってくださっているということは、きっとすごく美味しいはず」

この一枚を隅から隅まで読めば読むほど、うどんへの期待が高まります。


各席の前、目のつくところに貼ってあります。お店側の絶対これを読んでね!という強い思いとこだわりを感じますね💦



「まだかな、まだかな〜」15分くらい待ったでしょうか?

いよいよ、うどんの到着です!





「どうぞ〜」店員さんが持ってきたうどんを見て、

「。。。。。きれいだ。。。」

うどんが届いて、まず最初の感想がそれでした。

麺の流れがきれいに見えるように整えられて、つゆは透き通っています。

うどんを見て、こんな感想を抱いたのは初めての経験でした。

ひやあつ かしわ天セットです(1400円)。最初に見た時に感想はとにかく「きれい。。。!!」でした」




まずは、一口うどんを食べると、

「美味しい、、、、!」コシがものすごい強くて、しっかりと食べ応えがあります。

優しいお出汁とよく合います。





さらに、

「一本がすごい長い!!」




これにも非常に驚きました。普通のうどんの一本の長さの3倍くらいはあるんじゃないでしょうか?!

私ですら、一本を噛み切ることなく、啜ればうどんで口いっぱいなるくらいの長さです!!

その口いっぱいになった中で、思う存分コシを楽しむことができます。

コシが強いうどんが好きな方は、少し遠出してでも、絶対に食べた方がいいと思います!!!




かしわ天もいただきます。

「揚げたてでものすごくカリカリしていて、美味しい!」

「大きさもあるから、うどん同様、口いっぱい💦」

少し濃口のたれもしっかりとかかっていて、なお美味しいです。



そこからうどんのつゆに戻りましたが、うどんのつゆもなお、より一層美味しかったです。

たれの味の濃さに全然負けていません。詳しくはわからないですが、

きっとお出汁のうまさが際立っているから、しっかり味が感じれるのかなと思いました。

総じて大大満足でした!!





過去の中国新聞の記事(2018.7.19)をみてみると、

店主のお父さんは埼玉の武蔵野うどんの職人で、その影響を受けて東京で修行をし、

奥さんの実家である広島でお店を開いているみたいです。




香川より取り寄せた生地でコシを出すために数多くの工夫をしてそうです。

そのコシを出すために、茹で時間も通常より多くかかるようで、

それを見越して「お客さんが待つ間に、少し読み物を」と

各席の前に、お店のこだわりが詰まった張り紙をしているのかもしれないですね。

この記事を読んで、改めてあの時のおいしさが込み上げてきたので、

みなさんにも共有します。ぜひ、行かれる前と後で読んでみてください笑

【広島市南区】うどん 讃岐うどん 幅屋 | 中国新聞デジタル
広島市南区皆実町6の1の9...






幅屋ができる前は?(皆実町の昔を振り返る)

ところで、とても風情のある外観だった幅屋さん、

その前は何のお店だったのか少し気になりませんか?




Google Mapのストリートビューの機能でそれを確認することができました。

正解は、、、、

引用:Google Map(2011年ストリートビューより)


おそらく個人で経営されているようなたばこ屋さん+軽食屋さん「びっくり屋」でした。

何がびっくりするのか、結構気になりますよね笑

しかも当時の外壁は、現在の幅屋さんの風情ある感じではなく、上に何か重ねられてるようですね。




幅屋さんが入居される際に、新しくあの外壁を取り付けたのか、

はたまた、たばこ屋さんの壁を取り払ったら、あの外壁が出てきたのかはわかりませんが、

結果的に、私が今日幅屋さんでご飯を食べて「すごく美味しい」と感じたのは、

あのいかにも年季の入った外観も一つの要素だったので、

私にとっては、あのお店構えはとても魅力的だったなと感じました。





そもそも皆実町周辺に、ああいう昔ながらの木造の低層店舗はとても多くあって、

少しこの場所から外れたところですが、皆実町中通り商店街という場所があったそうです。

そこは、当時昭和の頃、「旧広島陸軍被覆支廠」という旧日本陸軍の服などを作ったりする大きな拠点があって、

そこで多くの方が働かれていたようです。

加えて、現在のゆめタウン広島やコーナンがあるあたりには、旧日本たばこ産業広島工場があり、

そこでも多くの方が働かれていて、広島大学もお隣の千田町に本部があったため下宿生も多かったようで、

かつては、多くの方が皆実町周辺を働く場所として行き来し、学生たちも多く住んでいたりしていました。

出典:Google Map(2011年ストリートビューより) 2011年には、かつて栄えた皆実中中通り商店街のアーケードが残ってます。この先に「旧広島陸軍被覆支廠」がありました。




それが今や、被覆支廠は終戦と共に閉鎖し、皆実高校や広島工業高校、テレビ新広島などの社屋になり、

旧日本たばこ産業広島工場は、ゆめタウン広島とコーナン、猫田記念体育館になり、

広島大学も東広島に移転した中で、商店街やその周辺のお店たちは元気がなくなっていったのかもしれません。




かつての商店街も歩いてみましたが、お店としての数店舗残すのみで、その多くが住宅に変わっていたり、

シャッターが閉まっていて今にも建物が崩れてしまいそうなものもいくつかありました。

実際に、幅屋さんの周辺にもそのような昔の店舗がいくつもありましたが、

ただ、こうした街並みが皆実町の「昔ながら感」を作っているのかもしれないと歩きながら思いました。

それが、ある意味この街の良さなのかもしれません。






そんな中、このような幅屋さんみたいに、昔のお店があった場所を活用することは、

まちとしても絶対プラスに働くし、こういった取り組みを街全体で推し進めていく必要があるのかな、

と個人的には思いました。(いいっぱなしですいません。。)





最後に(予約、予算)

今日は、広島市南区皆実町にある、絶品うどん屋「幅屋」さんに伺いました。

あのとても強いしっかりとしたコシ、揚げたてでサクサクな揚げ物を食べたい方はぜひ訪れてみてください!

冒頭にも書きましたが、未就学児を連れての入店はNG⚠️、大人数での利用もお勧めしません。




なお、予約もできないので、開店時間より少し早めに並ぶか、ランチタイム終わり間際の13時30分過ぎくらいが

お客さんも落ち着いて、待ち時間も少なく入店できるかもしれません。

予算は、私と奥さんの2人で2500円程度でしたので、一人あたり1000円〜2000円くらいかと思います。




ゆめタウン広島でちょっと買い物した帰りにでも、ランチがてら少し足を伸ばしていただければと思います。

私は個人的にまた絶対に来たいなと思いました!

ではまた。



<お店情報>※未就学児を連れての入店NG
・店名:讃岐うどん 幅屋
・住所:〒734-0007 広島県広島市南区皆実町6丁目1−9
・アクセス:広島電鉄皆実町六丁目駅 徒歩まる分
・営業時間:11時30分〜14時30分(LO:14時おそらく)
・定休日:火曜、水曜
・TEL:082-256-3139
・サイト: –
・席数(タイプ):9席(カウンターのみ)※個室なし、全席禁煙
・駐車場:なし
・予算:1000円〜2000円/人
・支払い方法:現金のみ




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